時間泥棒よ さらば お金を売って時間を買い戻す
リタイア - 2014年01月15日 (水)
時間を貯蓄するためにせっせと働く世界
ミヒャエル・エンデが好きです
モモは本当に上手に描かれている作品です



時間貯蓄銀行と称する灰色の男たちの登場で
穏やかに暮らしていた村人たちの生活が慌ただしくなります
時間を貯蓄するためにせっせと働くようになります
そして時間がない、忙しいを連呼するようになります
これは童話ですが、現実世界の話なんですよね
ここでは人がお金を稼いだり
消費したりする場所を市場と呼ぶことにします
自分でやることを他人にやってもらうことで
お金が動いていけば、市場の規模は膨らんでいく
そこには雇用が生まれ、設備投資も膨む
経済規模は大きくなるけど
本来自分が持っていた自由な時間が労働を介して
お金に変換されていく
そのお金のほとんどは 結局モノやサービスに消費されて
時間の買戻しには活用されないから自由時間は減っていく
他人の時間を操作することはできないけどお金は簡単に操作できる
お金を増刷すれば、お金の相対的価値は下がる
技術の進歩や付加価値がある程度 埋めてくれるけど
その価値が滞ってくると、時間を安売りしていることと一緒になる
だから人生の大半をお金を稼ぐことに費やすということは
お金を稼ぐ以外の目的がそこにない限り
お金を介して時間を消費しているのと一緒と思っています
そして一度発行されたお金を動していけば
大抵はその一部が税金として徴収されます
人は食べるために一定の労働をしないといけない
その労働時間は25年と決まっていると仮定しましょう
25年の間に得られた収入を増やす人もいれば減らす人もいます
25年よりずっと前にゴールインする人もいます
減らした人は25年より多く働かなければいけないし
増やした人は働かないオプションを手に入れます
でも大半の人は得たオプションで消費します
時間の奪い合いは出来ないから
お金を介して奪い合いをやっています
市場はゼロサムではないけど
成長が止まりつつある時代では
ゼロサムに近い状況になっていくと思うわけです
だから金融市場ばかりが肥大化していく
一番経済合理的なのは合法的な盗難だから
お金でモノを買えば消費税がかかります
消費税以外にも、いろいろな名前のついた
税金がかかる場合があります
時間を買う場合には、税金はかからない
むしろ所得は減ることが多いので
税金が名目上 還付されるのと同様の効果を生むといえます
そろそろお金を売って時間を買い戻そうと思います
モモ | ||||
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