イナゴ投資家を狩る
マネー - 2015年02月09日 (月)
まるで農業をやっているかのようだ
イナゴ投資家とは
短期で材料株の回転売買を繰り返す個人投資家のこと


マネーゲームに勤しむイナゴ投資家たち
イナゴはいつも過熱している場所に集まっては
夢や希望を語り、新たなイナゴを誘引する
出来高を伴って株価が騰がっていれば
どこからともなくイナゴが飛んでくる

浮動株比率や信用倍率、株式の需給状況、仕手の参戦
過去のニュースから投資材料を引っ張り出しては材料を作り上げる
不思議な法則性を見つけては、それも材料にしてしまう
そこにあるのは、もはやテクニカルと材料と株価の話だけ
もはや株である必要も無い
チューリップの球根やピーナッツでも売買していればいいのに
株式は、企業の実体に他ならない
材料で重要なのは実現性とマネタイズの可能性、規模
そして業績数値として成果が出るまでの時間
これらのことを全く意に介さずに
材料視して株式が売買されるから
明らかな異常水準まで株価が昇っていくこともある
株価水準に客観的な合理性など存在しない
買う人がいるから騰がる、騰がるから買う人がいる
イナゴの本音は単純にババ抜きがしたいだけ
高いところで売り抜けれられば
その他のことなんて、どうだっていい
夢や希望は所詮釣り餌にすぎない
保有銘柄にイナゴが寄ってくることがたまにある
その時は遠慮なくイナゴに株を譲り渡す
旧ホルダーはいつしか銘柄から退散して皆無となり
イナゴ同士で高いレートのまま、ババ抜き合戦を始まる
バフェット氏は語る
市場は、誰かが馬鹿げたオファーを出していないかを
チェックするための参考としてのみ存在している
株価が動かなったり、トレンドが崩れたり
出来高が減ってくると、イナゴはすぐに離散する
別の賭場を目掛けて、飛び立っていく
「今度は負けねーぞ」 なんてことを言い残して
勝負だから、もちろん勝ち残るイナゴもいる
株価は時間をかけて元の価格水準に戻っていく
日柄を経過した後、下がりきった株をゆっくりと拾い上げる
いつかやって来るイナゴのために未来の網を張る
歴史はいつだって繰り返す
イナゴはいつもすぐに結果を欲しがる
こちらは種を撒き、イナゴを誘引する
まるで農業をやっているかのようだ
イナゴが食べやすいように
安心安全の無農薬で育てている
[参考記事]
株式投資ほど素敵な娯楽はない
誰かを座席に座らせてから逃げるという困難
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
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